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なにが大切か?

2017/10/11

「なにが大切か?」と言われると、様々な人々、様々な立場によって

色々な答えがあるでしょう。例えば、学生であれば、仲間とか、勉学とか。

母親であれば、子供とか、家族とか、仕事とか、飲み会とか(笑)

昨日、日本代表戦が行なわれたサッカーでは、個の力とか、戦術とか、いや

そもそも日本の育成はどうなっているのか?とか。

Jクラブでは小学校6年生から極々一部の選手を青田買いして、ユース年代まで

入れ替え無し(外部との競争なしで)で育成して殆どの選手はサッカーを辞めていく。

竹内涼真もその一人ですが。。

ジュニアユース(U15)世代までは選手よりも、もっと優秀な指導者を育成し、

指導者自身が職業としてなりたつくらいな仕組みをサッカー協会に真剣に取り組んで

頂きたいと思います。コーチでは生活できないのでは困ります。

企業と一緒で優秀な指導者は集まりませんし、優秀な選手も育ちません。

すみません!サッカーの話に夢中になり話が脱線しました(笑)

さて、それではビジネスの世界ではどうなのでしょうか?

近江の商人であれば、売り手とか、買い手とか、世間とかになるのでしょうか?

モノとか、ヒトとか、カネとかでしょうか。

色々考えてみると、総じて言えるのは「より多くの人々が幸せになる」と言う事かな。と最近

考えています。最新の技術AIにしても結果的に「より多くの人が幸せになれば」良いと

思いますが、仕事を失う人も出てくるでしょうから、AI一辺倒もまた考えものです。

例えば、労働時間減少によりコスト削減などは、これからの少子高齢化の流れなどを

考えると良いのかもしれませんね。

当社でも「より多くの人々が幸せになれる」様に商品開発やものづくりに励んで行きたいと

思います。

デザインコンペ

2015/9/07

2020東京オリンピックのエンブレムの件で、世間をお騒がせした、意匠権ですが、

一般の人から見れば、少し縁の遠い話ですよね。しかし、今回の件でデザイナーの

イメージがかなり落ちたのではないでしょうか。

我々サイン業界でも、サインとデザインは切っても切れない関係にあります。

お客様の要望や当社のノウハウにより検討を重ね、デザインをする訳であります。

物を作るよりデザインの方が手間も時間もセンスも様々な要素が必要となります。

デザイン事務所はそれを商いとしている訳ですから、契約を交わしエンドユーザーは

対価を支払う事となります。

しかし、サイン業界ではデザインに費用を支払うと言うあたりまえの事が通用しない場合

があります。殆どのお客様は原稿料やデザイン料という形で料金をお支払い頂きますが、

癖が悪いのがデザインコンペです(今回のオリンピックもそこが問題です)

まず、コンペなのでデザイン料の費用の請求はそもそも出来ません。夢や希望をもって、

企業や個人が参加する訳ですよね。それで、審査員の評価によって受賞作品が決まる

のです。決まったからにはそれで行く訳です。勿論、完全オープンで公表しなければなりません。

工事の入札でもそうですよね。参加した全ての社名・入札額、完全公表です。

だから、デザインをした人だって、工事の入札に参加した人だって、総括ができるのです。

こんな素晴らしいデザインであれば、しようがないなぁとか、この金額では太刀打ち出来ないなぁとか。

今回のオリンピックエンブレムの最大の問題は、決まったデザインが後から変更されている点です。

絶対の起きてはならない事です。全体のバランスとか色合いの若干の補正は仕方がありませんが、

全く違った物になっていますよね。ありきだったと言われても言い逃れはできません。

そんな事を国がやっていては、民間企業に示しがつきません。

今は殆ど無くなってはいますが、見積もりと設計、デザインを依頼して、その原稿を横流しして、

「これと同じものいくらで出来ますか?」なんて言う担当者もいます。

一番手間の掛かる物をやらない訳ですから幾らでも安く出来るのです。

それで、安く発注した担当者が評価される??様です(笑)

デザインを盗用された企業は泣き寝入りです。

今回の件で国民の目もデザインについてキチンとしなければならないという厳しい目に

変わったと思います。

我々も襟を正して頑張って行きたいと思います。

※オリンピックのエンブレムは国民誰でも納得できる人の一本釣りの方がスムーズに行く

 と思いますが。例:北野武、片岡鶴太郎、コシノジュンコ

はとバス

2012/11/22

ご無沙汰致しております。

「毎日、忙しくしておりましたので、更新がなかなか出来ませんでした」

よく、この様なコメントがブログに書かれていますが、同じです(笑)

昨日、元 株式会社はとバス代表取締役の宮端清次様のお話を聞く、機会がありました。

株式会社はとバスは(以下はとバス)、上場してはいません。

株主は東京都、JTB、東京メトロ、いすゞ自動車です。安定株主です。

その、はとバスが経営危機に陥った1998年はとバスの再建に取り組んだと言うお話でした。

「賃金カット」「固定費の削減」「合理化」を徹底的に行ったと、よく聞くお話から始まって、

失敗もお聞きしました。それは、コスト削減の大号令だけをその他の役員や重役に伝え、

「お客様に直結するコスト」まで下げてしまったと言うお話でした。

お客様に出す「お茶まで」品質を下げてしまったそうです。

今や、「デフレ」や「価格競争」の大義名分のもと、安ければ良い様な風潮がありますが、

大事なものまで、削るなと言うことです。

その大事なものは損益計算書に書いてあるそうです。

①売上=お客様

②売上原価=材料・品質

③販管費=従業員・仕入先

④利益=設備投資・社会貢献

①や②は当然ですが、③や④を削ってしまうと、大変な事になるそうです。経営者の皆様なら「あたりまえ」

と思うかも知れませんが、厳しい問題ですよね。

当社も零細企業ながら今日の、価格競争の中でもなんとか、これだけは「しっかり」やっております。

もちろん、厳しい環境ではありますが、無責任な安物は仕入れません。

よく、「ミナミさんも、もっと沢山の仕入先を競争させれば良いのに」と言う方もいらっしゃいますが、

そのば凌ぎの業者選択は必ず後々、問題がおきます。

我々、零細企業は信頼関係を大事にして初めて、商売をさせて頂いていると思います。

信頼関係があれば困った時には必ず助けてくれます。

当社もやっと今年、新型の機械を入れます。仕入れ先の業者様も長年の信頼関係のもと、

色々と協力してくれました。「ありがとうございます」

また、いつもお客様や仲間にも助けて頂いています。

全ての人に「感謝」ですね!

お久しぶりです

2012/7/25

前回のブログから、大分時間がたってしまいました。

それにしても、最近よく思うのが「エゴ」です。

正式に言うと「エゴイズム」だそうです。和訳をすると「利己主義」です。

このエゴが世の中にたくさんあります。

実際には、他人に利益をもたらせば、めぐりめぐって自分の利益として戻ってくることが多いのに、

「エゴ」の利己的な行動が周囲の行動へと波及し、他人の利己的な行動

[自分さえ良ければという行動]を誘発し、めぐりめぐって自己の不利益ともなる訳なのです。

しかし、これが時間がかかるんですよね。

本人がわかる迄に。一年、二年、いや三年も四年も掛かるかもしれません。

景気が良くならないのも、今までその様な経営者が多かったからでしょう。

残念ながら経済ではもっと時間がかかるそうです。

私たちも消費行動をもう少し考え直す必要がありそうですが・・・

親の「エゴ」で子育てでもしたら、もう子供は成長して、大事な時間は取り戻せませんよね。

私も一人の親としていつも、考えて行動しなければと思います。

ボランティアや奉仕活動は全く、逆の考えかもしれませんが、

「この会社すごいな」とか「この人すごいな」とか思うと、かなりの確率でそのような活動を

している方が多いのにはいつも驚かせられます。

やはり、経験者がこの様な事を下の世代にきちんと伝えていく事が責務でもあります。

先日、当社のお得意先のご担当者様が、会社の方針として「利己主義」は、

お互いに不利益になるという内容のお話をされていました。

以前より良い会社だなと思っていましたが、やはりトップの考えなんですね。

今年はオリンピックイヤー!

トップアスリートは選手としても一人の人間としても、魅力ありますよね。

多分「自分さえよければ」なんて考えは微塵も無いもでしょう。彼らも「エゴ」とは全く逆の場所

にいるのでしょう。そんな背景も考えつつ、オリンピックを楽しみたいと思います。

「がんばれ日本!」

大勝軒

2012/5/25

久しぶりの更新です。

今月は新しいスタッフが入ったり、建設業の資格更新や経審

の申請と忙しい月でした。当社でも東京都の資格審査は必ずやっています。

最近では多くの民間企業でも建設業の許可等の提示を求められますので、

毎年、きちんと更新します。

さて、タイトルの「大勝軒」ですが、ラーメン屋の屋号です。

厳密に言うと、「永福大勝軒」です。このラーメンが凄いんです。

まず、麺が二玉入ってまして、・・・そうではなく

(もちろんラーメンも美味しいのですが)

このラーメン屋の経営が凄いのです。

①半年に一度味変えをする→お客様が飽きない様に。

②トイレは店におかない→もし汚れていた場合、飲食店として衛生的でない。

 (もちろん掃除はするのですが、お客様が入った後一回一回はどうかと)

③仕入先は値切らない→よい材料が入ってこなくなる。

と、色々あるのですが、③番が凄いですよね。

店主曰く、きちんと料金を支払えば、業者は色々な提案をしてくるそうです。

例えば、いい材料が入りましたとか、今日は新鮮ないい野菜がありますとか。

また価格も安定的に仕入れをするので、適正な価格になるという事です。

その結果、最高のラーメンをお客様に提供できるという訳です。

逆に値切れば、いい材料はよそに行き、情報も入ってこなくなるそうです。

それで「なんで情報をもってこないんだ!(怒)」となる訳です。

当たり前の事ですが難しいですね。

毎日、毎日、競争という大義のもとに、社員に「お前の代わりはいくらでもいる。

もっとしっかりしろ!」などと言い続けられたら、その社員は成長するでしょうか?

逆効果でやる気をなくして、大事な事すら報告しなくなるでしょう。

先程のラーメン店の仕入れと似てますよね。

社員にしろ仕入先にしろ人を大事にしないと、短期的には自己満足で良いかもしれませんが、

長い目で見れば、企業にとってかえってマイナスになりますからね。

当社も新しいスタッフも入りましたので、最高の「商品」を提供できます様に

スタッフ一丸となって頑張りたいと思います。

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