看板
当社は看板業を営んでいる訳ですが、改めて「看板」という言葉について、
考えたいと思います。
辞書で「看板」と引くと「品物や店名、屋号などを人目につく様にした板」
などと書いておりますが、実際にはもっと広義で使われていますので、
省略致します。何れにしても、個人・法人問わず「顔」ですよね。
そういう「顔」を作るのですから、何時も“真剣勝負”で仕事に取り組まなければ、
と思っています。
さて、「看板代」とはどうでしょう。「顔代」?ですね。
フランチャイズ、チェーンもそうですし、今ではネットショッピングのモールなども
大手資本の「顔」を借りて、「看板代」を支払い皆さん商売をしている訳です。
金銭の支払いこそないですが、会社員も、会社の「顔」をかりて仕事をして、
言わば会社の「看板をしょっている」訳です。
私も、当社に入社する前はデザイナーの大先生や、大手の設計事務所の
大きな「看板」をしょって仕事をしていました。今から15年ほど前の事です。
当然、知識も経験も現在より少ないのですが、大きな「看板」のおかげで、
若造の私でも協力会社の皆様に助けられ、今より大きな商いを、会社の資本
を借りてやる事が出来ました。決して自分のお金ではありません。
経営者は社員に「会社のお金も、自分のお金だと思え」と言うのでしょうが・・・
それとこれとは別の話ですね。
そして、父親の経営する小さな「看板」で、二代目として働く事になった訳ですが、
当初は、大変でした。以前の様には助けてくれません。それでも、以前から
大事にお付き合いしていた協力会社様が、少しづつ協力してくれる様になりました。
もちろん先代からお付き合いさせて頂いていた協力会社様にも相当、助けられました。
今でも、周りの仲間に常に助けられています。
以前にも書きましたが、人との繋がりは大事ですね。
これからも、小さな「看板」でも輝く様に努力し続けたいと思います。