はとバス
ご無沙汰致しております。
「毎日、忙しくしておりましたので、更新がなかなか出来ませんでした」
よく、この様なコメントがブログに書かれていますが、同じです(笑)
昨日、元 株式会社はとバス代表取締役の宮端清次様のお話を聞く、機会がありました。
株式会社はとバスは(以下はとバス)、上場してはいません。
株主は東京都、JTB、東京メトロ、いすゞ自動車です。安定株主です。
その、はとバスが経営危機に陥った1998年はとバスの再建に取り組んだと言うお話でした。
「賃金カット」「固定費の削減」「合理化」を徹底的に行ったと、よく聞くお話から始まって、
失敗もお聞きしました。それは、コスト削減の大号令だけをその他の役員や重役に伝え、
「お客様に直結するコスト」まで下げてしまったと言うお話でした。
お客様に出す「お茶まで」品質を下げてしまったそうです。
今や、「デフレ」や「価格競争」の大義名分のもと、安ければ良い様な風潮がありますが、
大事なものまで、削るなと言うことです。
その大事なものは損益計算書に書いてあるそうです。
①売上=お客様
②売上原価=材料・品質
③販管費=従業員・仕入先
④利益=設備投資・社会貢献
①や②は当然ですが、③や④を削ってしまうと、大変な事になるそうです。経営者の皆様なら「あたりまえ」
と思うかも知れませんが、厳しい問題ですよね。
当社も零細企業ながら今日の、価格競争の中でもなんとか、これだけは「しっかり」やっております。
もちろん、厳しい環境ではありますが、無責任な安物は仕入れません。
よく、「ミナミさんも、もっと沢山の仕入先を競争させれば良いのに」と言う方もいらっしゃいますが、
そのば凌ぎの業者選択は必ず後々、問題がおきます。
我々、零細企業は信頼関係を大事にして初めて、商売をさせて頂いていると思います。
信頼関係があれば困った時には必ず助けてくれます。
当社もやっと今年、新型の機械を入れます。仕入れ先の業者様も長年の信頼関係のもと、
色々と協力してくれました。「ありがとうございます」
また、いつもお客様や仲間にも助けて頂いています。
全ての人に「感謝」ですね!