金は天下のまわりもの?
先日、TV番組で日本人は世界でも希な不安な国民だ。と言う事を
科学的に証明している番組がありました。
私なりに考えると、農耕民族である日本国民は日々の生活が
天候や幾多の天災などにより不安定である事が、日本人の
DNAの中に残っていて、蓄えるという文化が生まれたのではないか
と考えています。食糧でも味噌や乾物、発酵食品など多くの保存食が
あるのも、その一つでしょう。貯蓄率が高いのもまた一つでしょう。
お金は「本当にまわっている?」のでしょうか。
最近では、日本の大手半導体メーカーが破たんしたり、液晶テレビで一世を
風靡したメーカーも過去最大の赤字を出したり、いいニュースを聞きません。
消費者のなんでも安いモノが良いという意識も、分かりますが、安くてもダメ
な事が最近バタバタと出てますよね。
モノが大量に売れた場合(うまく言った場合)を前提に調達や価格をきめていれば
ちょっとした見通しの甘さでどん底まで落ちてしまう訳です。
もちろん、私達零細企業はそんな事(大企業の真似)は出来ませんが。
円高で日本国内でモノつくりは出来ないと言って、中国やタイ、インドネシア
バングラディッシュなんて話になってますが、日本は法人税なども諸外国に比べ、
非常に高く、国内産業の空洞化に拍車をかけてます。その結果、雇用も減る。
国民は余計に不安になって、「お金をためる」。
これでは「お金はまわらない」ですよね。
未来に不安を持つのは、使様がないですが、十年前に今の自分が予測できていた
訳でもないですよね。自分が今出来る事を一歩一歩行う事が一番大事ですね。
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